サイト運営者の顔





こんにちは、OSHMS.jpを運営する環境ワークス㈱代表で労働安全・衛生コンサルタントの黒崎です。
このサイトの理念をご理解いただくために安全衛生に関連して自己紹介をさせていただきます。

資格取得のスタート

私が最初に入社した会社はガス関係の製造会社でしたが、配属は鹿島コンビナートとなりました。コンビナート各社に保安用の窒素ガスや原料となる酸素などを供給することが目的で、定期修理期間を除いては一年中24時間運転です。当初の2年ほどはプラントのオペレーションが仕事でした。

化学プラントのオペレーションでは高圧ガス、危険物、作業主任者などの資格は必須要件です。プラントのオペレーションは監視業務が中心で時間的余裕があり、特に夜勤の際などは勉強するには好都合で先輩方も勉強していましたので、私も当然のように勉強しいくつかの資格を取得しました。これがその後の運命に大きな影響を与えることになります。



安全衛生との出会い

地元に戻るために転職した大手電機グループの化学系企業では、その前年の昭和58年に有機溶剤乾燥炉の大爆発事故が発生しました。その対策として環境安全部門の強化が計画され、そこにいくつかの資格を持っていた私がはまってしまったのです。

研究開発や生産技術を志望していたのですが仕方なく、まず、教育訓練に力を注ぎました。3千人ほどの工場でしたが、毎朝、安全放送を提供しました。事故事例や季節の話題など自分で原稿を書きアナウンスもしていました。ネタ探しに苦労する日々でした。

また、有機溶剤や粉じんの爆発実験装置を用いてのデモンストレーションの実施や安全オリンピックと称する活性化活動など安全意識の高揚に工夫を重ねました。

一方では折しもバブルの絶頂期、膨大な設備投資がされ、労働基準監督署、消防署、原子力事務所等への許認可業務が大きなウェイトを占めましたが、法令の理解を高めることができ、社内コンサル的な立場となりました。機械設備の計画時、設計時、稼動前の安全衛生アセスメントも数多く実施し、ハード面の対策についても経験を重ねました。

その他には、グループや本社からの監査受審対応及び子会社や協力会社への監査提供と監査関連の業務も重要な仕事の一つでした。

そのような取り組みが実を結び、業種別の全国無災害記録を樹立するほどになっていたのですが・・・



死亡事故の衝撃

平成3年5月某日、休日に上司からの電話を受けました。作業者が自動機械にはさまれて胸部圧迫により死亡したのでした。

会社幹部へ、労働基準監督署、警察署など関係機関による厳しい追及、そして葬儀の対応などに忙殺される数週間。事故の原因は、その装置の自主保全清掃の際に、被災者が電源を切らなかったこと、そして事故を防ぐべき安全装置にも欠陥があったのです。

当該装置は改造されていたのですが、その際の安全アセスメントが漏れていたこともあり、事務局の私達にも責任の一端があったと考えています。

その事故が一つの契機となり私はその会社を辞めました。もともと独立志向が強く、会社勤めを辞めないことには始まらないと思ったからです。



退職から独立

退職後は産業廃棄物関連の仕事を1年経験した後に環境ワークスを設立し、独立しました。環境関連の仕事をしたいと考えており、その時点では安全衛生の仕事をすることはないだろうと考えていました。

ある日、産廃関連顧客の外資系企業から「米国本社の環境安全衛生(ESH)監査があるのでサポートして欲しい」と声を掛けて戴きました。監査対応は相当経験していましたので喜んでお手伝いさせて戴き、それなりの準備の上で迎えた米国本社のESH監査は私のターニングポイントともなりました。



米国流マネジメントとの出会い

米国人ESHプロフェッショナルの罵声にも似た厳しい指摘。それは、日本のESH監査とはあまりにも異なるものでした。

前述のとおり、私も数多くの監査経験をもっていましたが、米国人による監査は大きく質の異なるものでした。たとえば日本企業の指摘は「○○の機械に安全カバーがない」という対症療法的な指摘でしたが、米国企業の指摘は「機械装置に関する機械ガードの手順がない」というようにシステムの欠陥を指摘するものでした。

たとえば、保護マスクを例にとると、

  日本 「この作業では有機溶剤を扱うのだから保護マスクを着用させないとダメだ。」
  米国 「保護マスク着用のリスク評価の手順はあるのか?」
      「マスク着用のトレーニングの方法は?」
      「その記録は?」
      「マスクのメンテナンス方法は?」
      「健康診断の妥当性チェックは?」

当時はISO14001やOHSAS18001など影も形もない時代です。
日本はモグラ叩き、米国はシステム。何というレベルの相違でしょう。米国人から馬鹿にされたように指摘されたことよりも、マネジメントシステムの優位性に衝撃を受けたのでした。

米国ではセーフティー・エンジニアやインダストリアル・ハイジニストのような専門職能が確立し、活躍していることもわかりました。

それから私は外資系企業3社の顧問コンサルタントを務めることにより米国の安全衛生マネジメント手法を勉強し、安全衛生マネジメントは、気合とか作業者の注意によるものではなく、確立されたテクニックとシステムによるものであることを理解したのです。

また、日本の労働安全コンサルタント(化学)、労働衛生コンサルタント(衛生工学)に加えて米国労働安全衛生庁のトレーナーの資格も取得しました。



ISO審査員として

2001年、ISO14001の審査員として外資系大手審査機関を契約し、ISO14001の審査にも従事するようになりました。続いてOHSAS18001の審査にも携わっています。

その審査機関では、OHSAS審査の立ち上げ当初は海外の審査員を招いて指導を受けました。その際に何度も何度も注意を受けたことが「早く現場へ行け」でした。日本のISO審査は文書記録偏重であり、特にOHSMSでは現場リスクに着目する審査が必要であることを確信した瞬間でした。



ライフワーク

現状の日本の労働安全衛生マネジメントは、従来の家族的管理を捨て去り、中途半端なマネジメントシステムに終始する危険な状態にあると言わざるを得ません。正社員比率の低下に加え今後ますます団塊の世代が大量退職し、現場力の低下が課題となっています。一方でメンテナンス予算の削減等による設備の老朽化が進み、ハード面においても弱体化が進んでいます。そんな現状において、科学的テクニックを用いたシステマチックなマネジメントが不可欠であることは間違いありません。

「本物のESHマネジメントを伝承する」それが私のライフワークだと思っています。書類ベースではなくリスクベースのマネジメントへの転換を啓蒙するためにNPO法人国際環境・安全衛生ガバナンス機構も設立して今日に至ります。

このサイトが少しでも日本の労働安全衛生マネジメントの向上に寄与することを願っています。

環境ワークス株式会社
代表取締役


OHS関連資格
労働安全コンサルタント(化学)
労働衛生コンサルタント(衛生工学)
OSHA OHS 30時間トレーナーコース修了
高圧ガス保安責任者(乙種機械)
放射線取扱主任者(第二種)
危険物保安監督者(甲種)
ボイラー技士(2級)
作業主任者(有機溶剤、特化物、酸欠)

ISO・監査関連資格
OHSAS18001主任審査員(外資系審査機関)
SA8000オーディター
NIKE P2Pオーディター(HSE、Labor)
EICCオーディター(EHS、Labor+Ethics)






マスコミ掲載実績

出版書籍「送検理由に学ぶ安衛法の理解」
出版社:労働調査会  定価:1,500円(税抜)
産業医の手引き(第9版)
公益社団法人 東京都医師会
学会誌「安全工学」
各種災害防止を目的とした学会である安全工学会の機関誌「安全工学」に弊社代表の黒崎が執筆した論文「グローバル企業との比較に見る日本のOHSMSの課題」が掲載されました。
循環経済新聞(2017/1)
業界専門紙「循環経済新聞」(1月23日号)に弊社代表の黒崎の新春インタビューが掲載されました。
産業廃棄物業界で増加する労働災害防止のために、企業と経営者が目指す姿勢についてお話しています。
一覧はこちら

弊社へのお問合せ

メールでのお問合せはこちら

FAXでのお問合せ
028-650-5070(24時間受付)

お電話でのお問合せ
0120-43-9679 
平日9:00~16:00、土日祝休業