セーフティーアセスメント




セーフティーアセスメントの有効性


OSH担当者の組織内の地位を高める最も有効な手段がセーフティーアセスメントです。

セーフティーアセスメントは、OHSAS18001でも「変更のマネジメント」として要求されており、これなしでは新規の設備導入、工程変更、新規プロジェクトが進まないようなルールを作れば、様々な新しい情報が入手でき、いち早く関わることができるのです。

実際に私がOSH担当であった時は、環境安全衛生事前アセスメントを受けなければプロジェクトの予算化が進まないルールとしており、しかもバブル期の好景気でプロジェクトが目白押しでしたので、大いに活躍できたものです。尻拭い的な仕事から脱却できる一番の方法であることは異論の余地がないところでしょう。

是非ともセーフティーアセスメントのルールを強化してOSH担当者の社内的な地位を高めましょう。




セーフティーアセスメントのステップ


セーフティーアセスメントは次の3段階にて実施することが有効です。

  1. 初期段階(プロジェクトの構想、予算決定)

    プロジェクトの法的規制および付加すべき設備(例えば排気装置とスクラバー、騒音対策、防爆対策など)を
    考慮し、投資金額の算定から見た実現の可能性をレビューする。重大なリスクコントロールが予算不足で
    欠落することを防止する。

  2. 設計段階

    プロジェクトがエンジニアリングフローチャートまたは主要な設備の詳細、配置図などを完成した後に、設計の
    良否をレビューする。このレビューは、設備や施設の詳細な設計の見直しを要求する。必要があればHAZOP
    などの高度なアセスメント手法を利用する。

  3. スタートアップ段階

    プロジェクトの完成後、引渡し前に、初期段階または設計段階のアセスメントの是正指示事項の対策状況
    および表示、手順書、トレーニングなどの安全衛生に関する準備が完了しているかをレビューする。
    なお、このアセスメントの後にジョブ・セーフティー・アナリシスを実施することは極めて有効である。


アセスメントは必要に応じて次のメンバーによりプロトコル(チェックリスト)に従い実施すると有効です。

  ● 安全衛生部門 (安全/衛生/人間工学の専門家)
  ● 製造部門
  ● プロジェクト建設担当部門
  ● メンテナンス部門
  ● ユーティリティー供給部門
  ● 研究開発部門


以下に「設計段階アセスメント」のチェックリスト事例(抜粋)を挙げますので、参考になさってください。

なお、この「設計段階」に「スタートアップ段階」の事例を追加したチェックリストをダウンロードすることが可能です。




設計段階アセスメント(抜粋)                       ダウンロードはこちら→
項 目
化学物質暴露対策
工場の新規化学物質の審査登録は完成しているか。MSDSは入手し添付しているか
化学物質による汚染が健康に影響を与える場所では特別なPPEが必要とされるか
排気フードの制御風速は規定値を満たしているか
安全シャワー、アイシャワーは利用しやすく、30m以内に設置されているか
物理的暴露対策
設備の騒音レベルは80 dBA/8hours以下であるか
レーザーを使用する場合の遮光対策はできているか
X線設置のための、メーカーのX線調査は予定されているか
人間工学上の考慮
10kg以上のリフト作業は解消されているか
作業高さは調節可能か
反復性、頻繁または不自然な動作は解消されているか
物質の移動や取扱いが最小限にされているか
フロアスペースの使用の付加価値は最大限か





企業の環境&安全衛生、ISO14001、
OHSAS18001の担当者、管理責任者を支援する
無料メールマガジンです。是非ご登録ください。

弊社へのお問合せ

メールでのお問合せはこちら

FAXでのお問合せ
028-650-5070(24時間受付)

お電話でのお問合せ

0120-43-9679 
平日9:00~16:00、土日祝休業