戦略的安全衛生委員会




試練の安全衛生委員会

安全衛生委員会とは労働安全衛生法で定められた組織の安全衛生に関する最高決議機関ですが、毎月開催しなければならないこの委員会は事務局にとっては"試練の場"と言っても過言ではないかもしれません。

トップマネジメントからの無理難題や罵声を浴びせられ、委員からはこの場のみの正論と事務局の不手際を突き上げられる。本当に苦痛だと感じている事務局の方々が多いことと思います。

私自身も企業のOHS担当だった頃は、毎月苦労の連続で、「給料日は遠いのに委員会はすぐにやってくる」と嘆いたものです。当時は、毎月の安全衛生委員による安全パトロールの指摘の対策状況を翌月の委員会で報告していたのですが、指摘を受けた部門からの対策報告がなかなか得られずに苦労したものです。それでいて委員長である工場長から叱られるのは事務局ばかりでした。




OSHMSで安全衛生委員会を変える!

そんな"事務局バッシング"から脱却する手段がOSHMSです。

OSHMSを構築することにより次のような議題が考えられます。


 1. 労働災害報告

  もし労働災害が発生したら事故調査と再発防止対策のレビューは
  安全衛生委員会の重要な役割です。
  予防処置も忘れずに実施しましょう。  【OHSAS18001:4.5.3】


 2. 労働災害事例による予防処置

  同業他社や関連する労働災害の状況を報告しましょう。その際には経営層や管理監督者の労働安全衛生法
  などの法的責任についても説明し、「ちゃんとやらないと貴方もヤバイですよ」ということをわかってもらいましょう。

  労働災害事例とその教訓は弊社の無料メルマガや「ESHエキスパートからも情報収集することができます。
                                                 【OHSAS18001:4.5.3】

 3. 目標・実施計画の策定と毎月のレビュー


  
年度開始時には目標設定とその達成のための5W1Hを明確にした実施計画を策定しましょう。そして毎月その
  進捗状況を担当部門から報告してもらいましょう。その際に計画の実行に必要な予算化措置までできれば最高
  です。  【OHSAS18001:4.3.3,4.5.1,4.4.1】


 4. 法的及びその他の要求事項・順守評価

  健康診断、作業環境測定、自主検査、設備等の届出状況、安全管理者/衛生管理者/産業医巡視などの結果
  は委員会に報告し、順守状況を評価しましょう。単に規制値をクリアーしているか否かのみならず、規制値への余裕
  度や傾向なども勘案して"評価"することが重要です。その結果は議事録へも記しておきましょう。
                                                  【OHSAS18001:4.5.2】
  なお、法令の制定改正がある場合は委員会にも報告しておきましょう。  【OHSAS18001:4.3.2】


 5. 安全パトロール

  前述のとおり私も安全パトロールでは大変に苦労しました。委員は思い付きで指摘し、指摘を受けた部門は是正
  でなくおざなりの"修正"処置に終始する。労力対効果が著しく低い状況でした。
  そんなパトロールを改善するためにはテーマと基準を明確にすることが重要です。今月は腰痛防止、来月は通路
  安全、その次は聴力保護という具合です。そしてチェックリストを用意して委員によるバラツキを防止すれば毎月
  毎年必ずOSHの改善が図られる筈です。  【OHSAS18001:4.4.6,4.5.1】

    こちらからOHSチェックリストの事例が無料でダウンロードできます。⇒


 6. マネジメントレビュー

  年度末には一年の成果を総括しましょう。毎月の委員会が適切に実施されていれば情報のインプットは容易で
  すね。経営層からは次のPDCAに向けての具体的な指示を引き出しましょう。  【OHSAS18001:4.6】





なお、経営層はOSHMSへの関与を身をもって示すことがOHSAS18001:4.4.1では求められています。

安全衛生委員会への出席はまさにその表れです。星取表をつけて出欠の状況がわかるようにしておきましょう。




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